ケチから始まる武勇伝?

iPhone,iPadについてがメイン。その他機械系のオハナシ

脱キャリア!IIJmioに乗り換えた話。

大手キャリア各社で新料金プランが始まり、大いに揺れる通信事業
今はモバイル端末も高ければ通信料も高い!!
少しでも安くならないものだろうか?
そう思っている人は少なからずいるはずだ。
筆者が実際に思った疑問から調べたこと、そして実体験を書いていこうと思う。

最近よく聞く格安SIM(MVNO)ってなんだ?

SIMとは?

SIMカード(シムカード、Subscriber Identity Module Card)とは、GSMW-CDMAなどの方式の携帯電話で使われている電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカード。by Wikipedia
これは大手キャリアだろうがMVNOだろうがスマホだろうがガラケーだろうが必要なものです。

MVNOとは?

MVNOは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略。
なんだそれは?と思うが、要は自社で通信設備を持っておらず、MNOから借りてサービスを提供する会社。
MNOとはMVNOから virtual=仮想 を抜いたもの。docomoauなどの大手キャリアとはこれである。

以上を踏まえて格安SIMとは、MVNOが提供する格安で使えるSIMカードである。

MVNOのメリット

この格安SIM、一昔前までは通話が出来ない・使用できるパケット量が少ないなどで、多くのユーザーにとって魅力がある、というものではなかった。
しかしここ数年でかなり凄いことになっている!

  • 通話

格安SIMでの通話料は従来のキャリアと同じである、20円/30秒となる。
無料通話などはついていない。
キャリアより高いと迷うが、同じなら通信料が安い方がいいだろう。

  • 通信量が選べる

MVNO各社によって料金プランは様々だが、総じて大手キャリアよりは安い。
例としては筆者はIIJmioのファミリーシェアプランを契約している。
iPhoneiPadで10GB/月でデータ通信専用SIMなら2560円
iPhoneはもちろん音声機能付きSIMにしているので+700円
iPadはデータ通信専用SIMなので追加料金なし
つまり3260円と通話料だけで運用できているのだ。
ちなみにSMS機能付きSIMなら月額+140円である。
しかもなんと!使わなかった分は翌月に繰り越せるのだ!
10GBプランで当月5GBしか使わなかったら、残りの5GBを繰り越して翌月は15GB使えるのである。
専用アプリで高速と低速を切り替えられるので、通信量の節約も可能。
通話をLINEやFaceTime、楽天でんわなどを使えばかなり節約できる!
高速/低速を使いこなせば利用制限も怖くない!?

これは選ぶ業者によって違うと思うが、筆者が使っているIIJmioでは問題なくテザリング機能が使えている。
大手キャリアでは初期登録で2年間無料だが、2年を過ぎると料金が取られる仕組みだ。

今まで使っていた電話番号はそのまま引き継げる。
メールアドレスは使えなくなるが、それはMNPをするのであれば条件は同じだろう。

  • 2年縛りがない

解約月じゃないと違約金が出るから…なんて気にしなくていい。
音声機能付きSIMの場合は、1年以内に解除したら利用期間に応じた解除手数料がとられたりするが、1年が過ぎればいつ解約しても違約金などを払う必要はない。

最近大手キャリアでは新料金プランに変わったが、これはかなりMVNOを意識したプランだ。
まず大きく変わった点データ通信量が選べる。これは先にMVNOがやっていた。
そしてかけ放題プラン。
大手キャリアのかけ放題プランの導入は、MVNOとの差別化が目的だろう。
仕事などで電話を多用するのであれば大手キャリアがいいと思う。

MVNOのデメリット

  • Gmaiなどのメールを作る必要がある

作る分には問題ないのだが、筆者が苦労した点はメールアプリである。
Gmailアプリはメールを受信しても、連絡先に登録してある名前で表示してくれないのだ。
iPhoneのメールアプリを使えば連絡先は表示されるが、プッシュ通知ができない。
プッシュ通知とは、メールがきたらリアルタイムで教えてくれる通知方法である。
これが出来ず、手動でメールチェックか、何分か毎に自動でメールチェックをしてくれるフェッチ通知という設定をしなければならない。
緊急のメールにはiCloudを使う、など使い分けが必要だろう。
(ちなみにAndroidではk-9 Mailなどのアプリでプッシュ通知、連絡先連携もしてくれる)
筆者がiPadで使っているYahooメールはプッシュ通知が可能だ。

  • 大手キャリアでしか使えないコンテンツもある

自分が普段利用しているサイトなどで、ログイン時にdocomoauを通しているものがある場合は要確認だ。
ちなみにLINEの年齢認証などは大手キャリアでないと使えない。
それで何が不便かといえば、ID検索が使えない。
筆者は「ID教えて」と言われたら、招待URLやQRコードで代用している。

  • 契約者名義のクレジットカードが必要

多くのMVNOではクレジットカードが必要だ。
筆者が知る限りでは唯一、BIGLOBEだけが口座振替の選択が可能。
BIGLOBEIIJmioとほぼ同じサービス内容なので、そんなにデメリットでもないかもしれない。
BIGLOBE口座振替が可能なのはデータSIMのみ
音声通話付きSIMの場合はクレジットカードが必要だった。
訂正致します。申し訳ない。

まとめ

その他にもメリットやデメリットなどあるだろうが、筆者が良かったと思ったことと困った事は上記の通りである。
以前は6000円〜7000円ほど支払っていた利用料が3500円前後で運用できている。
筆者はGmailだけ少し不満が残るが、それ以外はほぼ問題ないので、大いに満足している。